2011年5月11日水曜日

トライアングルの構築  ノートは作らない

わたしがオススメする行政書士スクール・教室一覧


前記事で私のいう「トライアングル」のお話しをしました。

インプット⇒アウトプット⇒フィードバックをループ状にリンクします。

アウトプットである過去問集を解くことで、あなたは二つのことを知ることができます。

行政書士試験でどの程度の難易度の問題が出されているか、ということがひとつ。

それと同時に「自分はどんな問題に強いのか弱いのか」ということが二つ目。

中国の兵法家・孫子の言葉に「己を知り敵を知れば百戦危うからず」というのがあることはご存じかと思います。

これは試験攻略にも使える戦略であることを覚えておいてください。

過去問を解くことで、あなたは「敵」と「己」を知ることができます。

つまり同時に二つのことが片付くのです。
時々、過去問よりも新作問題にこだわる人もいますが、これは間違いです。
所詮、行政書士試験の問題も人が作るものです。
人は何か強い動機でもない限り従前の行動様式を変えようとはしません。

そしてその「人」を知るためには、その人が過去にどう行動したかを知ることが早道だといえるでしょう。

幸いなことに、行政書士試験の問題はどこの出版社からも出て店頭に並んでいます。
このデータを使わない手はないのです。

で、この過去問ですが、当たり外れで一喜一憂しないでください。
とくに回答が間違っていれば、それが本番で得点獲得のチャンスだと認識してください。

その過去問集ですが、最低でも本番までに3回廻すことになります。
ページの上の方に間違ったか正解したかを必ずチェックしてください。
やり方はそれぞれですが、わたしは○×をつけてました。

解いた問題の中で、とくに×になってる問題が重要です。
初学者の方は×だらけになるはずですが、それを減らしていくのが、次のステップになります。
最初の頃よくやりがちなのが、「受験ノート」の作成ですが、これはやめてください。
当初は記憶の定着のためと思って始めるんですが、勉強が進んでいくと、作成自体が目的となってしまって、勉強してるつもりになってしまいます。

それよりも、もっと効率的なのが「六法をノートにする」という方法です。
法令問題の場合、そのほとんどが条文か判例から出題されています。
そこであなたは、間違った問題はどの条文から、またはどの判例から出題したのかを探してください。
そして、次になぜその問題を間違えたのかを考えてください。
ここでちょっと実物を覗いてみましょうか。
この画像はコチラから引用させていただきました。
http://blog.livedoor.jp/roka017/archives/64949948.html

このブログを書かれた方はすでに合格し書士登録して実務に就かれています。


この画像の六法のようにどんどん書き込みしてください。
図式で覚えたいことがあったら、テキストの図をコピーして六法の見開きや最後に貼り付けるようにしましょう。
一から自分から作ることはありませんよ。

もし余白に余裕がなくなったら、私の場合は「ポストイット」に書いて貼り付けていました。
もう忘れないという自信がついたらいつでもはがせます。
最初のころは、この貼り付けのせいで六法が膨張してきます。
この膨張感があなたの勉強の証ともなるでしょう。

この作業はトライアングルのフィードバックのための重要なポイントです。









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